[book]アメリカ型成功者の物語

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アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー (新潮文庫)
野口 悠紀雄
新潮社
売り上げランキング: 166241
おすすめ度の平均: 4.0

4 成功者には共通点がある?!
5 大いに学び、考えさせられた
4 アメリカの日のあたる場所
4 興味深いが、少しくどい
4 ゴールドラッシュから学ぶIT産業の歩き方

最近、シリコンバレーについて色々と勉強をしているなかで、たどり着いた書籍です。どうやら、「ゴールドラッシュの「超」ビジネスモデル」を新書にしたというのをあとがきを読んで知ったのですが、明らかに前者のタイトルの方が適切です。 この書籍はゴールドラッシュ、シリコンバレー、そしてその歴史をつなぐスタンフォード大学のドットのように散らばっていた出来事が時系列に、そして因果関係にもとづいて分かりやすく整理されています。(さすが、整理学の野口さん)

ゴールドラッシュは、金が発掘されて大金持ちが生まれたという陳腐なイメージしか持っていないのでしたが、実際にはそんなことはありませんでした。

1949年のカリフォルニアのゴールドラッシュの成功者は金を掘ろうとした人ではなく、金を掘りにきあひとを相手に商売をした人である。Mining the gold miners(金採掘者を掘ること)こそが、ゴールドラッシュの成功の法則であった。

既にamazonのレビューなどでいたるところで書かれています。ゴールドラッシュでは「皆と同じようなことをするのではなく、皆が望んでいることに対応した」人々が、結果として巨額の富を得ていました。巨額な富を築いたのは、ツルハシやシャベル、丈夫なズボン(=現リーバイス社)、送金サービスや移動手段などを提供した人など金を採りに行った人のニーズに合わせてビジネスをした人たちです。一方で、金を一番最初に見つけたといわれている農場主ジョン・サッターは事業に失敗しています。その失敗要因として、

・過去のビジネス(農業)に縛られてしまって、新しい可能性に対して臨機応変に動けなかったこと
・情報をオープンにして設け方を考えるのではなく、金を見つからないように隠そうとした

の2点が指摘されています。情報を囲い込もうとした失敗談は、IT革命時に有料サイトを設けた情報商社型のビジネスが失敗し、情報をオープンにして検索型にし、情報ではなく広告費でビジネスをしようとした点と共通していると言及しています。

ゴールドラッシュから西海岸の歴史がはじまり→大陸横断鉄道(big fourたちの活躍)→スタンフォード大学設立→HPなどスタンフォード大学からITがはじまる(スタンフォードの教授がエンジェル投資家となる)→その他、IT企業が続々出現(一方、消滅)→IT革命、という西海岸で起こっていた150年という短い歴史、しかし濃密な歴史を理解することが出来ます。

・ゴールドラッシュとは何が起こり、誰が巨額の富を得ているのか
・スタンフォード大学を設立したリーランド・スタンフォード氏は何者なのか?設立経緯は?そして、その巨額の富をどのようにして得たのか(鉄道王としては 何となく知っていたのですが、実際に鉄道の運賃で成功したのではなく鉄道が敷かれた時点で既に巨額の利益を出していたという術が理解できます)
・スタンフォード大学周辺でなぜITが誕生したのか。また、その成功したベンチャー、失敗したベンチャーは何が違ったのか。(東海岸の大学と差別化を図るための大学の建物や学部のポジショニングをうまくしています)

このようなことに興味が持てる人は一読する価値がある書籍だと思います。

余談になりますが、この書籍にゴールドラッシュにたどり着いた日本人として「ジョン万次郎」が出てきます。ペリー来航の際の通訳となり坂本龍馬にも大きな影響を与えている彼の存在は、日本開国に大きく影響を与えています。ゴールドラッシュのタイミングが異なれば、日本の歴史は大きく変わっていたのかという気がします。

しかしながら、本書の中にapple社が一切どこにも出てこなかったのはなんでなのかなぁというのが個人的には疑問でした。

[visit]Plug and Play Tech Center

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先日の話。SunnyvaleにあるPlug and Play Tech Center(通称P&P)を見学しに行ってきました。P&Pは、Incubation(起業支援)施設でstartupの企業が約120程度が入居し、startupのエコシステムを提供しています。数人のベンチャーがcubicle(パーティションで仕切られただけ)で仕切られ、イメージ以上に小規模な会社が沢山ありました。その昔、GoogleやPaypalなども入っていた施設だそうです。定期的にVCから資金を調達できるような機会や他のstartupと交流できる様な機会が数多く儲けられています。面白い取り組みとして、「VCが5社ほどくるなかで、startupが40社集まり3分NOスライドでプレゼン。審査が入り5社が選ばれそこではじめてスライド付きで10分のプレゼン」ということがちょくちょくあるみたいでした。

また、Saeed AmidiというP&Pの社長自体がファンドを持っているため彼のネットワークだとか資金も注ぎ込まれる様で、P&Pに入っていますというのが一つのブランド力になっているみたいです。(審査もかなり厳しいらしい)Sequoia CapitalKPCBなど大手のVCから投資をしてもらったというだけで、一つのvalueがつくぐらいVCに価値があるように、この人たちが私たちのビジネスを全面的にサポートしてくれていますよというreputation構築することが、startupには必要不可欠で、その取り付けをする手段の一つのきっかけにP&Pも位置づけられているんだと思います。

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一つP&P内で、面白かったのがUNIVERSITY PAVILIONという区画があり、各大学が拠点を構えているということ。Stanfordは勿論、HARVARD, Kellogg, USC,MITなど有名な大学が小さなブースを構えていて提携している各大学と簡単に連携がとれるということです。日本では、各大学にインキュベーション施設はあるけど、複数の大学がコミュニケーションをとる機会は、それこそ学会でしかないんじゃないかと思います。日本におけるIMというとVC以上に認知度がなく、会社をつくれる力やアイデアが無い人がなるように認識されがちですが、エコシステムを構築するにあたってIMの存在というのも再認識しないといけないなと感じました。

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日本で会社をつくるということは、「会社=立ち上げた創業者のもの」というイメージが強いのは明らかです。「企画した立案した創業者=偉い=自分の成果->一人で高額なBenefitを得る」文化があるのは否めません。stockの保有率も日本の企業はおかしいと言われるのはそのためです。アメリカでは、セクショナビリティが明確に分かれたリスク分散型で「時間のリスクをとる人」「お金のリスクをとる人」「サポートする人」が明確に分かれているのでその道のプロとなり信頼がおけるわけです。創業者は、そこまで金銭的リスクをとらなくてもいいので、起業=家庭崩壊には繋がりません。会社を安く借りれたり、すぐに会社がつくれるような机やPCのレンタルサービスがあったり、startupが常に出るエコシステムだからこそ、それに付随したビジネスというのもどんどんと生まれるんだなということを再認識しました。

P&Pは、ネットワーク構築力やプロデュース能力を活用した実施例として「平成19年度大学発ベンチャーに関する基礎調査」の報告書の事例7(P59)に掲載されています。

平成19年度大学発ベンチャーに関する基礎調査:
http://www.meti.go.jp/press/20080818001/20080818001.html

P&P発で成功したベンチャー一覧

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[visit]The Tech Museum of Innovation & Adobe

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Adobeの社内見学のアポがとれたので、San Joseに行くついでに、『The Tech Museum of Innovation(通称:Tech Museum)』に行ってきました。「企業訪問って人と話すのは、最高に面白くて幸せになれる」と言ったところ、「友達に会社を見るだけで幸せになれるなんて幸せなやつだ」と言われ、僕は特殊な人間であることを再認識させれました。

[The Tech Museum of Innovation]

日本で言うとお台場のMiraikanのようなもの。うちの先生のオススメもあり期待していったのですが、多くの企業がスポンサーになっているわりには普通でした(笑)この手の子ども向けの教育システムは、シンガポール(Singapore Science Centre)でも見ていたのですが、完成度や規模から言うと日本が一番高い様に思えました。IMAXシアターの上映も見て来たのですが、別に普通のスクリーンでいいんじゃん?っていう映像でした。自分がつくったものをオンラインであとからURLを持ち帰って確認できるっていうのも確か日本であったと思います。

唯一違うのかなと思ったのがSecond Lifeブースがあり(Second Lifeのような3DCGがいたるところにある)人が結構にぎわっていたという事です。日本人には受け入れがたいグラフィックですが、まだまだ根強いているみたいです。ジェットコースターのシュミレーションなどやものを穴にさしてプログラムで制御する創作行為は、混んでいて(ってか恥ずかしくて)出来なかったですが面白かったです。

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[Adobe]

AdobeのUIのエンジニアの方を紹介していただき社内を一通り案内させていただき、お話をさせていただいたのですが、どうやら金曜日でAdobeを退社されるということで本当にラストチャンスでした。話を伺っていると、本当に自分の会社が好きなんだということが伝わってきて、そうやって自分の会社のことを自慢できる人って日本にどれくらいいるのかなということを感じました。

Googleと比べると、遊び心は少ないもののオシャレで、例えるならデザイナーズマンションや高級ホテルというところです。個人的にはGoogleよりオフィスの感じは好きです。ちょうどCS4が完成して、Thanksgivingもありvacationをとっている人が多い時期だったみたいです。

  • 社食はタダではないが、リーズナブルで安くきれい(飲み物はフリー)
  • 運動ができるフィットネスの部屋が充実して、仕事の息抜きにこれる(社員の健康管理は一番、重要)
  • エンジニアには、一部屋個室!(部屋がもらえる)割り振られて集中して作業できる。

ということで、よく仕事中にmixiしているとか日本ではモラルが議論されていますが、そんな議論の対象外。期日までにやるべきことをやれば、それが自宅だろうか、どこだろうか関係ない。日本は会社にどこか監視をされがちですが、本当に信頼関係を得ていればそんなことは必要ないんだろうと思います。

  • 基本的にプロジェクトのマネージャーが採用権限を持っていて、彼がYesと言えば友達でも採用。これはシリコンバレー方式で、Googleの様な会社採用はこっちでは珍しいみたいです。
  • バージョンアップの方法は、マーケットリサーチ(ユーザオピニオン)を集めた外の声と、社内のエンジニアからの声との2通りがありされる。
  • CS3が出る頃には、CS4は既に半分くらい内容は決まっている。いずれappのendが来るなかで、どうしたらいいのかはこれからの課題。

色々とコンフィデンシャルなことも多かったのに加え、Adobeのソフトは結構お世話になっているので本当にきいてて楽しかったです。

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中国上海レポート

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9月は、四国[4ー8日]、上海[13-17日]、沖縄[19-23日]とハードに飛び回っていました。上海のことをまとめようと思っていてなかなかまとめることが出来ませんでしたので少し、まとめてみたいと思います。

13日
夕方到着
夜  □上海雑技団(雲峰劇院)を見学

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14日

午前 ■仙頭さん(三井住友銀行 中国統括部)と観光と面談
午後 ■三田村さん(e-Agency 取締役)と昼食後、面談
夜  ■林さん(SHIMANO)と夕食

DSC00024.JPG 三田村さん CIMG0001.JPG

15日

午前 □外灘&豫園 観光
午後 □新天地 観光
午後 ■王さん(PAOS NET上海首席)と面談
夜  ■染川さん(リクルート 上海)とお会いし、後輩の結婚式に何故か急遽参加

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16日
午前 ■葛島さん(野村総研 上海)と面談
午後 ■江口さん(YEL CONSULTING 董事 总经理)と面談
午後 □上海環球金融中心に行くも閉園で、金茂大厦タワーに行く
午後 □上海科技館駅地下街のフェイクマーケット
夜  □グランドハイアット87Fの”CLOUD 9“で乾杯

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17日
午前 出国

[□:観光、■:面談]

合計で7名もの方にお時間をつくっていただきお話を聞く事ができました。泥臭く営業能力が高そうな方、物腰が低い方、一緒に働きたいなと思う方、自分に近いオーラを感じる方、勉強になりもう少し話を聞きたかった方、などなど、多様な方々で飽きずに学ぶ事が出来ました。現地で実際に学んだ事・感じた事、お話をきいて学んだ事・感じた事などを下記にまとめたいと思います。

[上海という街]

上海は、イメージしていた以上に都会ではなく、発展途上の印象でした。浦東エリアは、上海環球金融中心(上海ヒルズを)含め、高層ビルが立ち並んで確かに都会っぽく見えましたが、近くに足を運ぶとそこはまだまだ開発地帯でした。90年代は、農地であり何もなかったという話を聞くと、10-20年でよくぞ、ここまでビルを立ち並べたものだなと関心していました。しかし、豫園周辺に足をのばすと、まだまだ古い街並みが並んでいました。その街を見ていると、上海に住んでいる人たちは、格差が激しいとはいえ、この上海の発展について行けていない様にも感じました。そして、彼らは、この発展に何を感じているんでしょうか。この発展に対して、是が非か非常に気になります。
また、上海の地では、北京オリンピックよりも2010年に行われる上海万博にそなえて、警察が厳しく警備をしています。そのため、治安はよくなりつつあるとのことです。特に交通ルールを守らない中国人の交通マナーを改善しようと、警察が必死になって取り締まっているのが印象的でした。中国は歩行者優先ではなく、車優先です。赤信号でも関係なく突っ込んできます。でも、言葉を返せば、赤信号でも渡っても大丈夫ということです。ある意味、合理的なのかもしれません。

[中国人は"ツンデレ人"]

中国人は、知らない人と仲のいい人の距離がとても違うといわれています。アメリカ人の様な社交性はなく、どちらかというと、日本人に近い人種となるんだと思います。日本人はタテマエなどがありますが中国人はそういうのが一切ないそうです。そのため、人的ネットワークを構築するのは、かなりの時間を要する人種なんだと思います。これを「中国人はツンデレだよ。仲のいい人にたいしてはデレ、全く知らない人に対してはツンである。」とある方はおっしゃっていて、非常にキャッチな例えだなと感じました。また、日本人よりも非常にプライドが高いため、批判等はせず「君ならできる」というのがうたい文句だとおっしゃっていました。プライドの高さは一人っ子政策で、子どもは宝物の様に育てられているからかもということです。自分が心を開き、相手に全身を見せる事で早くデレな関係を築くことがポイントだそうです。人種が違うと、必要以上に内側にも力を注がないといけないんですね。

[中国の経済事情]

中国の人民元は1元が15-16円くらいです。タクシーの初乗りは11元であり、30分乗っても1500円くらいと日本に比べたら格段に物価が安いので、ちょっと贅沢な生活をしたい人に上海はオススメ。水と空気が臭い以外は。ここ数年、地下鉄の初乗りが2元から3元にあがったり、飲み物の値段があがったり中国の物価の上昇は皆、肌で感じているみたいです。また、中国人の大卒の初任給が2500-3000元(3-4万円)が一般的。ただ、確定申告とかそういう制度がしっかりと存在しないために、他の中国人がいくら稼いでいるとかは分からいそうです。そのため、かなりの富裕層には灰色収入があるそうです。[参考] ただ、支援を必要とする貧困層も1億人と多く、2500万人は年収が日本円にして1万円に満たないそうな。。。

[日本から中国に進出するビジネス]

衣食住が整い満たされてきたところで、少しお金に余裕がある富裕層の人たちに向けて日本企業がビジネスを展開していってます。いわゆる、日本でも高度経済成長における製造業からサービス業への転換期をむかえているわけです。製造メーカーでは、車・化粧品・白物家電などが力を注いでいるみたいです。特に、お化粧はかつては関心がなかった一般中国人でも徐々に関心を持ちはじめ、オシャレというのに中国女性が目覚めてきていると言われています。また、サービス業では、リクルートのゼクシィやホットペッパーなどの進出がそれを伺えます。ちなみにリクルートは「お金の使い方を教える企業」というある方の言葉に妙に納得。それでも、まだまだサービス業は、中国企業のクライアントからお金をとるため、お金にはまだならずに苦戦しているみたいです。どの企業も長期的スパンでの先行投資の段階といったところで回収はもう少し先みたいです。

[日本から中国に進出した成功例]

Googleで「三得利」と検索すると、上海市場で何故、三得利は成功したのかというのがいくつか現れます。「三得利」という言葉は、サントリーの中国での当て字です。サントリーの成功の一つとして、「『国家』『地方』『人民』の三者がすべて利益を得る」という意味をネーミングから連想させ、庶民に親近感を持たせ祝うときに飲むビールというブランドイメージを構築したそうです。ちなみに、日本でのビールのシェアは「アサヒビール、麒麟、サントリー、サッポロ」の順で3位で15%くらいなのですが、上海市場では40%にのぼりシェアが1位だそうです。その他にも、マーケットが大衆価格向けなどにしたなどとありますが、詳しくはこちらに成功ケースとして資料があります。[PDF資料] ネーミングに特化すると、重要なのは「親近感、ビジュアル、響き、連想」この4つを満たし「創造させる世界を構築する」ことが重要だそうです。それに対し、麒麟は、「麒麟=中国の伝説上の珍獣」というイメージが中国ではできないため、イメージが作れないので中国では、うまくいっていないそうです。日本の企業が中国に進出する際に、どうしても自社は中国でも認知されているであろうという過信から入ってしまう企業が多いそうです。日本のメーカーが海外進出する際には、改めて文化にあわせて適応させたブランドを構築してあげる必要があるそうです。[参考]

[中国での広告やコンテンツビジネス]

中国では、アニメ等のコンテンツビジネスは9割は偽物でなりたっています。未だに、フェイクマーケットと
呼ばれる地下街などが多数あります。ちなみに、偽物でもどうやらランクがあるそうです。それを流通させている裏業者が個人的には非常に気になるところです。道ばたを歩いていても、観光地だと「社長、ロレックス安いよ」と話しかけられます。でも頑張れば、1/10くらいまで値段は下がります。偽物を販売している人はそこそこ他言語が多様に話せるみたいです。偽物を売るために他言語を覚えるなら、もっと別のところに力を注げば、もっとお金が稼げるのになんて思ったりしてしまいました。ちなみに、日本にニセモノブランドを持ち込むと違法になるので、お気をつけ下さい。(追記:持ち帰るのはOKだけど商業目的だとOUTみたいです)でそんな偽物市場でなりたつ中国ですが、上海の経済発展により、2015年くらいには残り1割だけでも、日本の市場と同等の大きさにふくれあがるだろうともいわれています。
ちなみに広告代理店は、先行者であり、アニメ等のコンテンツを多つ持っているADKが上海では勢力が強いみたいです。タクシーの中であったり、屋外広告(out of home media)であったり、いたるところに広告がちりばめられています。屋外広告は、日本では考えられないくらいビルの側面を全てつかったモニターなどあり、これは景観美をあまり意識しない中国だから出来るものなのじゃないかと思います。[参考]

[中国におけるネットサービス]

中国でのネットユーザは推定2億人を超え、北京と上海で50%を占めているそうです。[参考] 基本的な利用方法としては、コミュニケーション・オンラインゲーム・違法コピーなどが主だそうです。中国人にYoutubeを聞いたら知りませんでした。また、中国ではWikipediaがグレートファイアウォールで遮断されて、見れないというのが事実であったのですが、北京オリンピックを機に中国でも見れる様になりました。[参考] 今後、継続してみれるかどうかは謎です。。中国で、よく利用されているサイトをまとめてみました。

中国と言えば、baiduと言われるくらいの大きな検索サイト。googleとYahoo!に次いで世界シェア3位の検索サイト。mp3などの違法もDLできます。[参考:中国ITニュース]

そのアクティブユーザは1億人を超えていると言われています。コミュニケーションツールとしてはソーシャルネットワークサイト「51.com」などもにぎわっているそうです。

1日に1億の再生回数があるみたいです。「土豆網:tudou.com」と「56.com」の3つが動画共有の大手サイトになってます。

CtoCのサイト。オークションと小売りをするヤフオクのような感じです。[参考]

ここまでは中国の話題。下記は、お会いした人のキャリアや考え方をまとめてみました。

[キャリア論]

お会いした6人の日本人の方は、皆、そこまで昔から上海に行きたかったという願望はありませんでした。
ただ、ビジネスと一緒で常にアンテナを張り巡らせながら、その機会を狙ってアクションを起こしていたんだと思います。キャリアの80%は偶然によって支配されている中で、その偶然を必然化するためには、
「好奇心」「こだわり」「柔軟性」「楽観性」「リスクをとる」がKeyであると計画的偶発性理論にありますが、中国でお会いした方にあうと、なるほどそういうことなのか、と納得させられます。中国勤務が日本で働くよりもリスクだけど、そこで得るスキル・ネットワーク・言語などは今後にいかされてくるのだと思います。このあたりのことは、高橋俊介さんの「キャリショック」にも同様のことがまとめられています。実際に、上海に在住する日本人は企業内でも少ないので、日本から社長などの幹部が来ると一緒にご飯を食べれたりするそうです。これは、日本オフィスで働いていてはありえない機会だと言っていました。

[仕事論]

ある方は働くキャリアの選択の際に「自分がやりたいことかどうか」「他人との差別化」「最低ラインのリスク(サラリー等)」を押さえるべきだとおっしゃっていました。最初の2つは自分の中でもしっかりと分かっていたところです。働く行く上で組織における「差別化」が常に重要だと思っています。例えば、ウェブを作れる人がウェブ制作会社に行っても活躍できないけど、ウェブを作れない人の集団に行けば一躍ヒーローです。学生でも同じで「理系では文系ぶり、文系では理系ぶる」そうすると、どっちの組織からもちょっと尖って見えるということです。世の中は、大きなピラミッドの様に見えて、実はそうではなく合間合間に自分が活躍できるニッチなポジションがあり、そこを狙うことも賢く生きる方法だと思います。「最低ラインを押さえる」は、今回の旅で何人かの方に言われました。もし、今の仕事が駄目になったときに自分には他にどういう選択肢があるだろうか。ということです。他にも引く手数多であれば、駄目になったらあっちに行こうと思えるのでリスクがとれるわけです。リスクヘッジの一種だと思うのですが、これを築くには、それなりのキャリアと時間からくる信頼が必要なのでしょう。

[つながり]

人との出会いやつながりをとても大事にしているなという印象でした。ある方は、仕事をうまくやるコツは、「コネクション」がいかに強いかとおっしゃっていました。特に、仕事におけるフォーマルな出会いよりも、インフォーマルでの出会いを大切にしているみたいです。上海にいるだけで、一つの差別化ができるので、インフォーマルで出会う環境は増えるそうです。差別化は絶対に必要だなと痛感しました。会社も競合他社がいた場合、自社の強みを言えないとお客さんが増えないのと同様に、社内の一人一人と比較をしたときに、自分の得意や強みを一言で言えないといけなく、言えないなら業種を変えるか強みとなるレバレッジをつけろということです。よく、「A社のXXXXです。」ではなく、「YYYYが出来る、XXXXです。」と言うシリコンバレースタイルが梅田さんなどによって、とりあげられていますが、その1つなんだと思います。うちらのような見知らぬ学生と会ってくれたのも、このような理由なんだと思います。
また、ある方は、自分とは遠い人(異文化であったり、年齢差であったり)との時間を多くつくろうということでした。これは藤原和博さんの「『ビミョーな未来』をどう生きるか」にも「タテ(上司や部下)とヨコ(同期)だけではなく、ナナメのコミュニケーションが現代は不足している」という、同じことが書いてあったのを思い出しました。自分が常に得ている情報がいかに偏っている方が分かるということでした。中国に来ると、日本が客観的に見え出すというのはその一つだと思います。

[あとがき]

もともとは、「今の中国を見ておいた方がいいよ、これから10-20年経つと上海は必ず姿を変えているはずだよ」とベンチャーの先輩に言われたことがきっかけで、上海に旅立つ事にしました。決めてから1ヶ月、友達2人を道連れにし、紹介づたいで合計で3日間に7人の上海で働いている方にアポをとることができ、快く貴重な時間を割いてもらう事ができました。これは学生の特権であり、一社会人になってからでは、利害関係が発生し難しいんだろうと思います。全ての人に通じて言えるのは、学生のうちらに何かの参考になればというスタンスで多くのことを、無償(または、それ以上)で提供してくれたことです。逆の立場になったときに、何か話を聞いてあげたり、人を紹介できたり、するような人になれたらと思います。皆がそういうスタンスで望み続ければ、世の中に良い循環が生まれ、よくなるからね。これは、自分が逆の立場であっても同じこと。まずは、そういう人間になれることが必然です。学生の特権は「遠慮しない図々しさ」だと思ってます。あと、半年、学生になってしまったので(笑)学生というフリーパスを利用して、多くの人に話を聞きながら飛び回ろうと思います。
また、中国を理解するということは、中国人を理解することに等しいため、なんとなく分かっても、そんな簡単に分かり得る事ないことだなということも分かりました。そのためには、数年間、でじっくりと関係性を築いて行くことではじめて、中国とはどんな国なのかが分かるんだと思います。まだ、自分の中で消化しきれていなかったり、解釈できていない部分も多々あり、次のNext Actionとして何をしていこうかは考え中です。最後に、紹介して頂いた方、会って頂いた方、一緒にいってくれた岡本君と泰輔君に感謝です。87FのCLOUD 9での乾杯は記念です。

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最後に1冊、週間こどもニュースのお父さんが書いた本を紹介です。この本を読めば、中国と台湾・香港・ソ連・日本・アメリカなどの関係の悪化と回復がよくわかります。また、国内の政策では、毛沢東をはじめ彼らが何をしたのか、中国は過去に何があり、どこに向かっているのかなどが分かると思います。中国を学ぶことができる教科書だと思います。

そうだったのか!中国
そうだったのか!中国

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池上 彰
ホーム社
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KidZania

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今日、カンブリア宮殿でKidZaniaをつくったキッズシティジャパンの住谷社長が出ていたので見てみたけど、面白い。KidZaniaは、子どもたちが職業・社会体験できるエデュテインメントタウンで、もともとはメキシコでやられていたビジネスの権利を勝ち取ったそうです。教育機関って国やNPOではなく、営利ビジネスとしてやった方がうまくいくんだなぁと感じた一つの例でした。国がやっても皆、危機感やリスクがないから絶対に良いものができないなと思うし。

3000円もするのに連日満員らしく、実は収益の4割は企業サイドからのテナント料だそうです。テナント出展しているある企業の方は「10年後にうちに就職してくれればいいな」だなんて発言していました。小さい頃に残すイメージがどこまで記憶に残るか怪しいですが、少子化時代の就職口獲得の手段なんですかね。

一つ印象的だったのが、この施設は大人が子どもと一緒に体験できないということ。親は遠くから子どもの行動をみるしかないのです。

子どもは親からはなれて初めて取り組むのが不安になり、親も子どもが出来るかどうか不安になる。しかし、実際にやってみると子どもは思った以上にうまくいき、そこに好奇心が生まれ、関心が生まれる。
今の親はこういう環境を提供してあげないと離れようとしないし、うちの子はまだまだだなんて思っているが実際はそんなことはない。

子どもと親がいつも一緒に生活をしている中で、あえて離してやらせることが子どもの成長を促す手法としては重要なんだと思います。子どもと親が離れたときに子どもの姿が見えてくるんだと思います。キャンプもそうですが、そういう環境をビジネスで提供して行く手段はもっと色々と考えられそうです。

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